経理職への就職・転職、就職活動について。

僕が経理未経験から外資系大手の経理部に採用された3つの理由

未経験で経理に転職するのは難しい?

未経験の立場から経理への転職を目指すと、必ず「経験年数の壁」にぶち当たることになる。経理の転職が未経験からでは難しいのは、下記サイトで人事のプロフェッショナルの述べている言葉がまさしく現実を示している。

徹底討論「こんなヤツはいらない!」
“山口 経理職は、“潰し”がきくイメージがあるので人気が高く、未経験者がキャリアチェンジで応募してくるケースもあります。ただ、ウチの場合、教育する余裕がないので、どうしても経験者採用にならざるをえないですね”

確かに僕自身、転職活動中は、経理どころか事務すら未経験なのに、身の程知らずにも経理のみを志望していたのでエージェントから苦い反応をされたこともあった。転職後、LinkedIn経由でコンタクトをとってきたリクルーターに話をすると「それはさぞかし大変だったでしょう」のような反応をされることもしばしばだ。だから僕も、「経理未経験から経理になるのは難しい」という事実はよく理解しているつもりだ。

しかし、「じゃあ、未経験から経理になるのは不可能なのか?」と言われれば、それは断じてNOだ。事実、僕自身が経理未経験の状態から正社員に、しかも名の知れた外資系企業に採用されたのだから。ポイントを抑えた転職活動をすれば、十分可能性はあるということだ。それでは、「経理希望者が押さえておくべきポイント」とは何なのか。

なんでもやる!のハングリー精神をもつ

僕の前職は、事務とは無縁の営業マンだった。平均年齢が高く、仕事でExcelを使う必要もないため、基礎的な関数を使うだけで周囲から驚かれるような環境。僕も人のことをいえたクチではなく、正直仕事に対するやる気はなかったし、成績も同期の中で下から数えたほうが早いレベルときていた。優秀な成績をひっさげて転職に望んだわけではない。

唯一、他の候補者よりすぐれているところがあったとしたら、経理としてキャリアを築いていきたいという熱意くらいだったと思う。文字通り、採用されたらコピー取りでもなんでもやるつもりでいた。実際、面接で「あなたを採用するメリットを教えてください」と単刀直入に聞かれたときは、「未経験である以上は、まずはチームのメンバーの雑用や、手間がかかる単純作業などを率先して引き受けることでチームのパフォーマンス向上に貢献します」と言っていた気がする。

この回答に関しては、数年が経ちそれなりに会計職として実績を出した今の僕でも悪くない回答だと思う。たとえ簿記の一級を持っていようと、経理のキャリアにおいては経験年数の比重が極めて大きい。キャリアが浅い場合、このような仕事に対する前向きな意欲を買ってもらうことなしに、転職の成功はありえないと考えよう。

・キャリアについて考え抜き、効果的な自分の魅せ方を実行する

あまり思い出したくもない話だけど、僕の新卒時の就職活動は、本当に地獄のような日々だった。面接でおもうような結果が出ず、冗談ではなく百を超える企業に落とされ、なんとか内定をもらうも、期待していたような大企業には行けず、就職した先で目指していた仕事には虚しさを感じ、それでも現状を打破するためにどうすればいいのかを真剣に考えた結果が経理という仕事だった。

未経験からの経理の場合、面接官は「なぜ経理になりたいのか」をめちゃくちゃ重視してくる。そのあたりはこちらの記事で詳しく書いているので是非ご参照いただきたい。

そういうわけで、面接において、キャリアについての考えは極めて重要なポイントになってくる。当時の僕は面接や書類選考においても、その会社に合ったキャリアプランを展開し、3年後・5年後・10年後にどうなっていたいのか、そのためには今、もしくは近い未来に何をすればいいか、しっかり語れるようにしていた。できるかぎり同じように、キャリアについてはしっかり考えて面接に臨もう。加えて、キャリアプランを実現するのはあくまで自身の希望にすぎないということも念頭に置き、それを実現するために、会社にどう貢献できるのか、という点についても語れるようにしておきたい。

面接には場慣れすることも超重要で、数をこなすことも面接成功のためのポイントなんだけど、面接の後には毎回反省点をしっかり考え、同じ失敗を繰り返さないようにしておくのもポイント。

最低限の資格・知識を取得する

資格を取るのはなんのためだろうか。知識をつけるため?もちろんそれも大切だが、未経験から経理に就職するための面接において、資格が最も活きてくるのは知識ではなく、熱意の裏付けに他ならない。「オリコン1位をとるようなビッグなアーティストになる!」と言っている人間が、音楽活動を一切していなかったら?その言葉に信憑性はゼロだろう。

同じように、「経理職で頑張りたいです!なんでもします!」と言っているような人間が簿記三級すら持っていなかったら、「じゃあなんで最低限の勉強すらしてないんだ?」となるのは当然だ。「ポジションにふさわしい基礎知識と仕事に対する意欲がある」と言葉以外でも理解してもらうために、一定の資格取得は欠かせない。

とりあえず経理として最初の一歩を踏み出す分には、簿記2級とExcelの知識があれば最低限足きりのラインは超えるのことができると思う。僕の場合、会計系の職業を目指すと決めたときには簿記2級の勉強を始め、幸い時間に余裕のある仕事だったので、二ヶ月ほどで合格することができた。また、前職は全くExcelを使うことの無い仕事だったので、Excelの資格であるMOS(マイクロソフト オフィススペシャリスト)を勉強し、ある程度の簡単な関数などについての知識はつけておいた。Excelは使えますか?と聞かれたときには、「実務では使ったことが無いのですが、自分で勉強し、Vlookupやピボットくらいは理解できています」とでも言っておけば、それ以上追求はされない。その場でExcelスキルのテストをするようなことはあり得ない。

もちろんそれ以上に素晴らしい難関資格を持っているに越したことはないが、その資格取得に長い時間がかかってしまうようなら、転職活動に時間を割いたほうがいい。特に簿記の高等資格に関しては、実務と結びつかないことには思ったような評価につながらない。簿記一級を持った経理未経験者が来たからといって、最初から係長クラスに採用するなんてことは考えづらい。勉強に専念してでも取る価値のある資格は、初年度から年収500万くらいは望める日本の公認会計士からの監査法人コースくらいだと思うが、個人的には資格専念はオススメしない(理由はこちら)。

未経験から経理に採用される大事な要因まとめ

・意欲をアピールする
・キャリアについて考え抜き、なぜ経理なのか、経理としてどうなりたいのかをしっかり説明できるようにする
・上2つをしっかり相手に理解してもらえるよう、効果的な伝え方を考える

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