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誰だ、USCPAが簡単とか言ってるのは

USCPAの難易度はどれくらい?

最近USCPAの講義受講から問題演習に移行して痛感するけど、どうも僕はUSCPAに必要な勉強期間を甘く見ていたようだ。やっぱりこの試験、全然簡単じゃない。
というわけでUSCPA試験を受けようか悩んでいる人には、ネットなどでよく見る「USCPAは簡単」という意見は鵜呑みにしないで欲しい。生半可な気持ちで受験を志すべきじゃない。USCPAは一般的に費用が全部で百万近くかかるし、それでいて誰でも資格のメリットをフルに活用できるとも思えないからだ。

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本当にUSCPA取得のために長い時間を費やせる気力と根性があるのか、そしてUSCPAは本当に自分のキャリアを向上させてくれるのか、ということを再度考えてみていただきたい。

「USCPAは簡単」という意見のカラクリ

「USCPAは簡単」と言っている人には、大きく分けて以下の三つのパターンが存在すると思われる。

本当に簡単と感じているパターン

世の中にはたくさんの人がいるので、ちゃんと試験に合格した結果、本当にUSCPAが簡単だと感じた人もいると思う。

・東大京大一橋のような超難関大を卒業しているような、頭のパフォーマンスがズバ抜けている人

・弁護士、公認会計士、税理士など、関連した難関資格の合格者

この辺の人は、確かに簡単と感じることがあるかもしれない。でも、一般の人がこれらの人の意見を鵜呑みにしてはいけない。

僕の話で恐縮だけど、僕は早慶の大学に独学で現役合格していて、簿記二級は働きながら二ヶ月で取得、TOEICも特に対策なしで900点近く取得している。世間一般的には「勉強ができる」部類に入るはずだけど、それでも「USCPAは簡単じゃない」と感じている。

「USCPAは簡単」と言っている試験合格者がいたら、その人の学歴や経歴に気をつけてみよう。自分は到底及ばないスーパーマンだったら、参考にしてはいけない。

受けていないのに語っているパターン

なぜか、ネットでは「USCPAは簡単」なんて意見をよくみかけるが、本当に受けた上での発言なのか、甚だ疑問である。受けたこともないのに「所詮働きながら取れるレベルなんだから簡単でしょ」みたいに考えてる輩、絶対にいるはずだ。

難易度を正確に判定するためには、合格者だけではなく、「受験経験がある人の意見」でなきゃ参考にならない。「合格した人」「勉強中の人」からはしばしば話が聞けるが、「挫折した人」の意見は聞きづらいことから、たたでさえ意見にはバイアスがかかる。

加えて、中立性に欠ける情報、たとえば予備校の提供する情報もダメだ。予備校は結局「受講してもらうこと」が最大の目的だから、難しさをフルに伝えるようなことは絶対しない。

僕も受験前、予備校が用意するUSCPAの参考問題なんかをパラ見して「なんだ、意外に簡単じゃない?」なんて思っていたけど、あれは簡単な問題をチョイスしているんじゃないか。
試験の難易度というのは、本格的に勉強しなければわからないものだ。

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他の試験と比較しているパターン

公認会計士、税理士など、他の超難関資格と比較しているパターン。確かに、日本の公認会計士試験に比べたら、米国公認会計士試験は簡単に違いない。ただ、「公認会計士試験は弁護士試験より簡単だから、公認会計士試験に受かるのは簡単」というのは、誰が考えたっておかしい。
資格の難易度を図るのに、相対性の尺度は意味をなさない。
日本の公認会計士試験より相対的に簡単だとしたって、絶対的にはUSCPAの難易度は高いことに変わりはない。

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僕が「簡単じゃない」と言う理由

それでも僕がUSCPAの試験を「難しい」といわずに「簡単じゃない」と言っているのには理由があって、やっぱり絶対的に超のつく難関資格ではないな、と思っているところはある。

理由としては、まず、4科目の科目合格制を採用してる点。

科目合格の失効期限はあるけど、それでも一年以上かけて受験に臨めるのは大きい。もしこれが昔のように全科目同時受験しなければならなかったとしたら、これは正直科目合格制度の公認会計士や税理士資格に難易度は並んだんじゃないかと思わせるほどだ。

次に、そもそも問題の難易度はそこまで難しくない点。

問題自体は決してバカみたいに難しいものが出題されるわけでないのは事実。経理の仕事に就く前、少しの間簿記一級を勉強していたことがあったけど、そのときのように「答えを見ても意味がわからない」みたいな問題はない。まぁ、オーソドックスな問題が出題されると思っていい。

最後に、受験の自由がききやすい点だ。試験は国内に何箇所かあるプロメトリックのテストセンターで基本いつでも受験できるので、受験スケジュールは組みやすい。落ちたら一年間チャンスが無いとかそういうわけでもないので、比較的再挑戦しやすいとも言える(試験料$500がそれを阻む大きな壁になってくるが…)
そういう点もふまえて、僕個人としては「簡単じゃない」という評価だ。

以上のことは、是非USCPAの受験を考える上で参考にしていただけたらと思う。

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