経理職への就職・転職、就職活動について。

必須?経理未経験の簿記資格

未経験から経理への転職をしようと経理の求人を見ていると、求める経験や資格欄に「簿記二級」の記載を見かけることが非常に多いと思います。
ご存知の通り、日商簿記検定二級、略して簿記二級ですね。

簿記二級の資格を持っていない場合、
「これだけたくさん見かけるなら、やはり持ってなきゃダメだろうか…?」
「三級ならあるけど、これじゃダメ…?」
などと、いろいろと考えると思います。 簿記二級は決して高難易度の資格ではありませんが、かといってサッと受けてサクッと取れるような簡単な資格でもありません。 取らないで済むなら取らないで済ませたい気持ちもわかります。

では、未経験からの経理転職における簿記二級の重要性、実際はどうなのでしょうか。

結論から言えば、簿記二級は絶対に取得してください。

あるとないとでは成功の可能性を大きく変える、と断言します。 なければ100%不可能とはいいませんが、ただでさえ未経験からの経理転職は厳しい戦いです。 最低限簿記二級すらなければ、絶望的な戦いになるのが目に見えています。

これは、経理として働いている人間からすれば、はっきりとわかることです。 確かに、日常業務で高度な簿記の知識を使うことは多くありません。 しかし、仕事を教えるときに、「売掛金って何?」「費用と負債って何が違うの?」というレベルの知識だと、まずそこから教えなければいけません。

現場の人間が未経験者を取りたくない理由は、「教える時間がもったいないから」です。 ただでさえ仕事を教えることに時間を割かなければいけないのに、まず会計の基本的な概念から、となったら、これはもう絶望的です。 こんなサイトの管理人の僕でさえ、簿記の知識がない人が部署に入ってきたら、「えっ…?」としばらく絶句してしまうレベルです。

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だから、簿記二級は取ってください。 可能性が全然違ってくると覚えてください。

とはいえ、残念ながら「簿記二級があれば楽に就職できる」わけではありません。 「簿記二級があってはじめてスタートライン」程度に考えてくれればOKです。 それくらいの資格です。

ちなみに、簿記二級の取得に必要な勉強期間は、働きながらを前提にして、知識0から半年を見ていただければ無難かと思います。 大学時代会計を勉強していたり、簿記三級をすでに持っていたり、そもそも勉強が得意だったりした場合には、2~3ヶ月での取得も可能です。 働きながらでない場合には、もっと早くの取得も可能かもしれませんが、これは個人差がモロにでるのであくまで目安です。

簿記二級の勉強方法については、別の機会に記事を書きたいと思います。
二級レベルなら、独学でも十分だとは思いますが、確実を期したい方はTACなどを受講するのもアリかもしれません。


さて、逆に、簿記一級を取得してから…とか、税理士を取得してから…とか考える方もいらっしゃると思いますが、これはこれで上策とはいえません。 簿記一級、ましてや税理士の資格はかなり難しい資格で、何年間もかけても受からない人がいるレベルのものです。 一方で、特に簿記一級は、難易度の割にあまり報われない資格で、未経験で簿記一級を持っていても思ったほど就職活動が有利になるとは言えません。

先に書いたように、経理の日常業務では、思ったほど高度な簿記知識は使わないのです。 ましてアシスタントレベルに応募するならなおさらです。 資格の取得に何年もかけていたら、むしろ年齢が足を引っ張って就職を難しくする可能性が大いにあります。

簿記二級が必須と言ったのは、経理の仕事は「会計の概念を理解している」ことが必須だからです。 「高度な会計の知識」は、入り口時点ではそれほど必要とされません。

経理の世界では「経験が第一」なのはご存知のはずです。 難関簿記資格の勉強をするくらいなら、早いところ転職活動をはじめましょう。 そのほうが間違いなく上策ですよ。

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