経理職への就職・転職、就職活動について。

次善の策?派遣という選択肢

最悪だった数年前に比べれば、雇用状況も少しずつ改善の兆しを見せているようです。
9月の転職求人数、転職希望者数ともに過去最多――インテリジェンス調べ

しかし、依然として「仕事を見つけるのは簡単」といってしまえるほど、簡単な雇用状況ではありません。
未経験からの経理への転職のようなハードルの高い転職に関しては、特に。

一般に、企業は正社員の採用には二の足を踏んでいるような状況です。
というのも、今の日本の労働法上、正社員は簡単に解雇できないため、正社員の給料は固定費としてどんなときも経営を圧迫します。
一方で、派遣社員に代表される「非正規雇用」は、正社員に比べ調整が容易で、経営上の負担が軽く、企業にとって採用しやすい労働力といえます。

僕たち労働者の側から見れば、正社員の求人には採用されにくく、派遣社員の求人には採用されやすいというわけです。
まぁ、改めて言うまでも無いことなんですけど…。

 

何度でも言いますが、経理は経験がモノをいう世界です。
面接の歳には、立派な学歴や難関資格よりも、「○○を×年やってきました」が力を持ちます。
そういう意味で、たとえ派遣社員という立場であっても、経理の経験を積めるのであれば、派遣という選択肢もアリでしょう。

僕自身、転職活動中、「正社員は難しいかも」という思いから、派遣社員としての働き方も考慮に入れていました。
転職エージェントからは、派遣社員としての紹介の方を正社員の紹介より多くもらい、真剣に悩んでいたのを覚えています。

さて、派遣社員にはもう一つメリットがありまして。
「派遣→派遣先で正社員への登用」ってのも、全然あるんです、実は。
紹介予定派遣なんていいまして。

現在の職場、僕と同じ経理部に派遣できていた女の子がいました。
その方は別にものすごく仕事ができるというわけではありませんでしたが、熱心な仕事ぶりをマネージャーに気に入られ、「うちにこないか」と話を持ちかけられていました。
結局彼女は公認会計士の資格を目指していたので、派遣という働き方に満足していたようです。
一般的に派遣先ではあまり無茶な残業などを振られない傾向にあるので、仕事と勉強や遊びなどを両立させやすいというのもメリットかもしれません。

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というわけで、経理の派遣会社として利用できそうな会社をいくつかピックアップしてみました。
登録の際の参考にしてください。

しかし、派遣という選択肢を選ぶ前に、派遣のデメリットもよくご理解のうえお願いします。

派遣は、時給だけで見れば正社員より高い場合もありますが、基本的にボーナスは出ない+祝日など休みの日は給料が出ないため、年収でみると正社員以上の稼ぎを得ることはなかなか難しくなっています。
残業代もあまりさせない方針の場合が多く、残業代も期待できませんから、給料としては正直少ないです。
関東圏で一人暮らし…のような方だと、生計を立てるのが難しい場合もあるかもしれません。

また、派遣は「ずっと在籍する」前提のメンバーではありません。
引き継ぎなどの手間を考えると、やりがいのある仕事や市場価値の高い仕事は基本正社員に回り、派遣社員に回ってくる可能性は低くなるでしょう。
そのことから、あまり長い間派遣の立場を続けていると、年齢の割にスキルレベルの低い経理マンになってしまう恐れがあります。
派遣の立場で「経理の経験を積む」なら、一年か二年を限度とし、そこからは正社員を目指したほうがいいでしょう。
派遣でも経理の経験があれば、正社員の仕事を見つけられる可能性は十分あるはずです。

上記のことから、「経理としてバリバリ仕事したい」というキャリア志向の方には派遣は向きません。
働く場の社員ではありませんので、上司からの正当な評価も得にくいでしょうし、1~2年経って正社員になるにしても、いったんそこで会社からの評価はリセットですから、正社員として働いている場合より早いキャリアを積むことは難しくなります。

僕もそうでしたが、野心のある方には派遣社員はオススメできません。

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