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FP&A志望の面接で気をつけるべき3つの点

FP&Aのポジション志望の面接で気をつけたいこと

前の記事では、FP&Aという仕事について書いた。もしあなたに会計の知識を活かしながら、「生産性の高い仕事がしたい」「経理以上に経営に近い立場で仕事をしたい」と考えているなら、うってつけの仕事だと思う。

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となれば次の問題は、「どうすればFP&Aのポジションを射止めることができるのか?」だ。FP&Aのポジションは今、経理のマーケットでは非常に人気が高いポジションだ。外資系転職エージェントのMorgan Mckinleyのサイトには、“ハードル高い、会計士からFP&Aへの転身”なんて記事がある。3年前の記事ではあるが、経理系の転職市場では極めて強い会計士でも、未経験でFP&Aのポジションに就くには難しいこともあるようだ。

それでは、未経験からFP&Aに転職するのは極めて難しいことなのか?
僕はそうは思っていない。僕は昨年転職活動をした際、実際にFP&A未経験から一ヶ月強の転職期間に2社から内定をもらっている。以下の3点に気をつけて転職活動に臨めば、十分に勝機はあるはずだ。

会計・経営の知識を十分にアピールする

もしあなたが会計を使用する業務の経験をお持ちなら、FP&Aに採用される可能性は十分にある。FP&Aの業務は、会計の知識を持ち、PLやBSといった財務諸表を読めることが前提条件だ。経理などで実務に携わっていれば、肌感覚レベルでそれらの数値の状態を理解することができる。例えば売掛金について経験があれば、自社の基本取引条件が月末締め翌月末払いなのに、DSOが50日になっているのはおかしい、とすぐに気づくことができるはずだ。

経理経験者の場合、会計の知識だけではなく、より経営に近い知識もつけていることも必要だ。例えば例に挙げたDSOやCCCなど、経営指標に関する知識もあることが望ましい。その際、USCPAを取得していることは非常に強いアピールポイントになると思うし、もしくは「勉強している」だけの状況でも伝えて損はないと思う。

キャリア上、会計実務を未経験ならどうするか?そうなると、難しい話になってくる。僕はもともと会計の仕事を志した時点でFP&Aを将来のキャリアとして定めていたが、一足にFP&Aのポジションで採用されるのは難しいと判断してまずは経理職についた。今でもそれは難しいと思うが、USCPAや公認会計士などの難関資格があれば可能性は見えてくるかもしれない。よほどのラッキーがない限り、なんの武器もなく会計系の未経験からFP&Aのポジションを射止めるのは難しいと言わざるを得ない。

業務上でのFP&A業務との関わりをアピールする

採用において、FP&A経験者は当然未経験者より有利になる。しかし、会計系の仕事をしていれば、FP&Aの業務に関わっていることが少しくらいあるはずだ。例えば予算編成について、担当部署から協力を依頼されたことがなかっただろうか?

僕は以前の会社で経理に携わっていた際、ある地方税の翌年の見込額を算出する業務に協力したことがあった。今思ってもあれはFP&Aの一業務だったし、面接でも「FP&Aは未経験ですが、予算編成においてFP&A業務に協力をしていました」と伝えていた。もちろん十分な経験がないのは面接官もお見通しだろうが、それは書類選考の時点でわかっていることだ。面接に呼ばれている以上は可能性が0ではないのだし、「経験はありません」で話を終えるよりよほど建設的だと思う。

もし予算編成に協力した経験もなかったらどうするか?その際は、業務上で何らかの予測をしたことはないだろうか?その流れで、実績のトラックと、差異の分析をしたことはないだろうか?例えばキャッシュフローの予測、売上の予測などは、経理部でも担当することがあるはずだ。それをアピールするのも、ポイントに繋がるはずだ。

英語力を英会話レベルまで持ち上げる

日系企業の友人に「FP&Aって部署はある?」と聞いてみると、ほぼ100%、ないと回答されるはずだ。それも当然の話で、 FP&Aは日系企業にはほとんど存在しない。FP&Aの業務をやっていないかと言われればそれは違うのだが、部署として独立しているケースは極めて稀だと思う。FP&Aはほぼ外資系特有の部署なのだ。

そうなると当然、FP&Aのポジションに就くためには外資系企業に勤務しなければならず、多かれ少なかれ英語力が求められる。英会話はともかく、外資系企業においては事務職では読み書きはMUSTになる。TOEICでいえば、エントリーレベルでも600点以上は欲しいところだ。

FP&Aとなると、さらに話は難しくなる。外資系企業でもスタッフレベルまで外国人であふれているケースは少ないが、経営陣となると外国人の割合が急増する。前述した通り、FP&Aは経営に近い立場で仕事をする以上、経営陣との意思疎通はスムーズである必要があり、求められる英語力は読み書きだけでなく英会話ができるレベルということになるだろう。実際、FP&Aの転職活動の面接においてはほぼ100%英語面接があった。当然日本語が全くわからない海外オフィスとの英語面接もあったので、英会話が全くできないと手も足も出ないだろう。

FP&Aのハードルは高いが、転職は不可能ではない

上記3点が、僕が未経験からFP&Aに転職する際に気をつけていたポイントだ。確かに決して低いハードルではないが、決してチャンスがないわけではない。戦略を練り、準備をしっかりした上で転職活動に臨もう。

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