経理職への就職・転職、就職活動など。USCPA受験記録も。

“MIIDAS(ミーダス)”は経理マンのキャリアを見出してくれるのか?

適正年収を教えてくれるサービス、MIIDAS(ミーダス)に登録してみた

前回の記事に続き、「あなたの本当の価値を見出す」とのうたい文句が踊るMIIDASというサービスについて書いていく。

前回では、僕を始めとして、優秀な経理マン、経験の浅い経理マンなど、いくつかのサンプルも含めMIIDASの「フィット年収」を算出してみた。結果としては、「東大卒公認会計士で広範な経理経験」みたいな誰もが羨むキャリアを積んだ人より、「簿記二級を持った第二新卒の経理マン」の方がフィット年収が高いという結果になった。なんだそりゃ。

この時点で既にこのサービスに対する懐疑心が相当高まっているのだが、とはいえ実際に登録してみなくては本当の意味でこの手のサービスを評価することはできない。登録してみると、下記のようなマイページが表示される。フィット年収は結構こまめに変動するようだ。

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MIIDASではどのような求人がオファーされるのか

まずこのサービスのメリットとして挙げられる点であるが、MIIDASのオファーは「面接確約」だということだ。つまり、オファーに対して応募すれば、その時点で面接に進むことが約束される。例えばリクナビNEXTに登録したとして、企業の方からメッセージをもらったとしても、「通常の先行と同じく書類選考がございます」との注意書きがあったりする。リクナビNEXTでも面接確約型オファーもあるが、少数派の印象だ。

実際転職活動をしてみると、最大の壁は書類選考だったりする。僕の経験からしてみても、一番「落ちる」のは書類選考だ。その点、書類選考は比較的通過しやすいが面接でゴリゴリ振るい落とされる新卒の就職活動とは少し違う。
オファーされた時点でその最大の壁である書類選考を突破しているというのは、MIIDASを利用する上での大きなメリットだと思われる。

では、肝心の求人の質はどうなのか。この点に関しては、はっきり言っててんでダメである。数十件のオファーを頂いたが、応募してもいいかなと思えるのは一件あるかないかであった。いただいたオファーにどんなものがあったのか、例を紹介しよう。

・雑誌の企画営業職 年収400万前後
・ジムトレーナー 年収300万前後
・不動産営業 年収600万前後
・事務スタッフ 年収350万前後
・学習塾長候補 年収450万前後

そもそも会計系職種のオファーの方が少数派なのだ。
確かに僕は、経理マンとして誰もが羨むような経験やスキルを持ってるわけではないかもしれない。引く手数多な人材だとうぬぼれるつもりは毛頭ないけれど、それにしたってこれはひどすぎる。リクナビでも「なんで俺にこんな求人紹介するの?」と心から理解に苦しむ転職エージェントからのオファーメールは後を絶たないが、さすがにMIIDASほど的外れな求人ばかりではない。

おそらく、経理系職種はMIIDASのカバー範囲外なのだろう。僕の人材的価値はさておき、これはそもそも「該当分野の求人がない」と考えた方が自然なレベルである。
率直に言って、転職を考える経理マンにMIIDASが何らかの助けになるとは思えない。「適正年収」もあてにならないし、このサービスはそもそも経理向けではない、というのが僕の所感である。

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