経理職への就職・転職、就職活動について。

【面接対策】経理職の5年後・10年後のキャリアプランについて

読者の方からご質問をいただきました

先日、読者の方から面接に関するご質問を頂いたので、ご本人に許可を得てこちらに掲載させてもらうことにした。
同じようなお悩みを抱えている方の参考になったら幸いである。

 

>>管理人様 はじめまして。 突然のご連絡すみません。 現在27歳、未経験で経理への転職を志している者です。 管理人様のサイトをとても参考にさせて頂いております。 書類も通りずらかったのですが、参考にさせて頂いてから比較的通過するようになりました。 そこで面接についてのご相談なのですが、よく聞かれて、自分でも上手く答えられてないなと思うのが、「5年後・10年後・将来のキャリアプランはどういったものか。」なのですが、 管理人様はそこの部分がしっかりお話されていたようで、 差し支えなければどういったことをお話されていたか参考にさせて頂けないでしょうか。(一部省略)

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こう回答させていただきました

>>お問い合わせの「5年後・10年後・将来のキャリアプランはどういったものか。」という質問に対しての僕の答え方、ですが、まずこの質問の性質について考えてみようかと存じます。不要でしたら読み飛ばしてください。

質問の意図は何か

まず、この質問に限りませんが、よく聞かれる質問については「面接官はこの質問によって何を見極めたいのか」を考えなくてはなりません。
ご存知とは思いますが、面接官のするほとんどの質問には意図がありますので、その意図に合致した返答をするのが高評価のコツになります。
この質問についてインターネットで調べると、「志望者の熱意を測るため」などと書いてあるものが多いようです。
つまり、「自社においてどのような部署でどのような仕事があるのかの知識を確かめることで志望度を確かめる」解釈です。

もちろんそれもないわけではありませんが、新卒の面接ならともかく、中途採用の場ではこれがメインの意図とは考えづらいでしょう。
なぜなら中途採用の場合、説明会やOB訪問をやるわけではなく、それほど会社について詳しく情報が手に入れられるとは限らないからです。
私が面接官の立場だとして、志望者が自社のことについて詳しくなくても問題にはしません(ホームページくらいは読んでおいて欲しいですが)。

では何がこの質問に隠された意図なのか。
僕としては、「すぐにやめるようなことにならないか?」を確認する質問だと思っています。
例えばある人が、「経理の仕事の中でも特に資金繰りに興味があり、5年後には財務担当として実務における中心的な立場に立っていたいと思います」と答えたとして。
もしその会社では経理部で財務の業務を行わず、別の部署である財務部で一括して行っている会社だったとしたらどうでしょうか。
当然、面接官は「この人はうちの会社ではやりたいことがやれなそうだし、仮に採用したとしても長く続かないだろう」と考えます。

中途採用の場では、新卒の採用以上に「短期離職」を避けたがります。
大抵の中途採用は辞める人の代わりの採用のため、その代わりの人にまですぐ辞められると引継ぎの断絶が起こってしまうからです。
そういう意味で、「この人はうちでは続かなそうだな」と思われるのは致命的ですから、この質問においてもそれだけは避けなければなりません。
この質問は(多くの質問はそうですが)、素晴らしい回答をしたところで「こいつはうちにふさわしい!採用!」となる類の質問ではありませんし、とにかく地雷を踏み抜かないことを目標にするべきかと思います。
しかし、「こいつは⚪︎⚪︎がやりたいらしいが、それはうちの会社じゃ難しいな」というような会社固有の事情に関しては、事前に調べるのは難しいのが実際のところです。

 

 

どう答えたのか

では本題ですが、上記のことを踏まえた上で、この質問に関してどう答えていたのか、僕の回答を書いてみます(もう数年前の話なので、当時答えていたものと全く同じではなくなっていると思いますが、このようなことを言っていました)。

「経理業務に関しては未経験ということもあり、まずは業務を限定せずに部署において求められる業務をこなしつつ、積極的に仕事を引き受け職務領域を広げていきたいと考えています。その上で、5年後は難しくとも10年後には、幅広い分野に経験のあるプレイングマネージャーとして、チームの成果をあげていける管理職になるのが理想です」

といったところです。
この回答であれば、仕事における意欲も示すことができますし、会社固有の地雷を踏み抜かない柔軟性があるかと思います。
「未経験を採用するとなると適性もわからないし、何をさせるべきか」というような採用側の悩みにも一応の回答ができると思います。

とはいえこれはどの会社でも使えるテンプレ的な回答です。
実際には、例えば今在籍している外資系企業の面接では、事前にそういった部署があるのを確認した上で「会計には大きく分けて財務会計と管理会計があると思いますが、財務会計だけではなく、管理会計の分野にも興味があります。もちろん現時点ではわかりませんが、可能であれば経理として経験を積んだのち、御社におけるFP&Aの部署の仕事に挑戦してみたいという思いもあります」というように伝えた記憶があります。
今思えば地雷を踏みぬく可能性はありましたが、幸いそこまで致命的な回答にはならなかったようです。笑

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