経理職への就職・転職、就職活動について。

問題を見て考える、USCPAの難易度

それで結局、USCPAって難しいの?

USCPAの講座を受講して一年以上が経過した。進捗はどうかと問われれば…お恥ずかしい話ですがぶっちゃけ進んでません
いや、一応、全四科目のうち二科目の受講は終了し、範囲のカバーはできた。受験に必要な単位も取得したし、学歴審査も終了した。勉強自体はちょくちょくしているし、受験する資格はあるわけなのだが、合格点を取れる気がしないのだ。

どう贔屓目に見ても苦戦しているわけなのだが、じゃあUSCPAってそんなに難しいの?と聞かれると、「すごく難しいよ」とは言いづらいところがある。最近USCPAの情報を求めて当サイトにアクセスしてくださる方も多いようなので、その辺のUSCPAの難易度の複雑なところを、この記事で説明したいと思う。

もちろん簡単ではないUSCPA試験

USCPAが簡単な試験である、と言うつもりは毛頭ない。各予備校は受験生が欲しいばかりに「会計知識がなくても当校の授業を受ければ受かります」「英語ができなくても当校の授業を受ければ(略)」とか謳っているが、正直簿記二級とかTOEIC600点とかも取れないようなレベルでは95%の人が脱落するだろう。

では、ある程度の有名大卒で勉強にも抵抗が少なく、簿記二級程度の会計知識はあり、TOEICも750~800点程度はあるような「予備知識ある群」ならどうか。
僕はむしろ一番怖いのはこのあたりの層だと思っている。「俺なら受かると思って大金払って受講したのに結局受からず挫折してしまう」という最悪のケースを実現させてしまう可能性が高い、という意味での「怖い」だ。

ビジネスイメージ

USCPAの問題は、受験前にちょっと触れる例題レベルではそれほど難しくないように思える問題が多い。たとえば、次の問題なんかを見てどう思われるだろうか。

In analyzing a company’s financial statements, which financial statement would a potential investor primarily use to assess the company’s liquidity and financial flexibility?

A. Balance sheet.
B. Income statement.
C. Statement of retained earnings.
D. Statement of cash flows.

正解はAである。この問題くらいなら、ある程度の英語力があって簿記二級程度の知識があればそれほど難しくなく思えると思う。
が、次の問題はどうだろう。

Grant, Inc. acquired 30% of South Co.’s voting stock for $200,000 on January 2, 20×1. Grant’s 30% interest in South gave Grant the ability to exercise significant influence over South’s operating and financial policies. During 20×1, South earned $80,000 and paid dividends of $50,000. South reported earnings of $100,000 for the 6 months ended June 30, 20×2, and $200,000 for the year ended December 31, 20×2. On July 1, 20×2, Grant sold half of its stock in South for $150,000 cash. South paid dividends of $60,000 on October 1, 20×2.

Before income taxes, what amount should Grant include in its 20×1 income statement as a result of the investment?

A. $15,000
B. $24,000
C. $50,000
D. $80,000

正解はBだが、この辺になると読むのも面倒になってくると思う。ぶっちゃけ外資系企業で働いていて英語を日常的に読む機会がある僕も面倒くさい。
で、USCPA試験の本番において、最初の問題と二個目の問題、どちらのような問題が多いかといえば圧倒的に二個目の問題タイプが多い。こういう問題を一問2-3分のペースで四時間ひたすら解き続けなければいけないのだ。あなたは耐えられるだろうか?僕は正直あんまり自信がない。

とはいえ、この問題も難易度だけみればそれほど難しいというわけではない。公認会計士試験や簿記一級の難問は、日本語で書いてあるのに何を言ってるのかよくわからないレベルなので、それらに比べれば難易度はたいしたことはない。「解けるか解けないか」でいえば、比較的解けるのがUSCPA試験なのだ。しかし、単なる問題の難易度とはまた別の難しさがあるのがおわかりいただけただろうか。

上記で出したのは一番基本的なFAR(財務会計論)の問題だが、USCPAには監査法人以外の人間には馴染みの薄いAUD(監査論)や、USCPAになっても使う機会のなさそうなREG(法律)なんて科目もある。そうなれば、簿記二級とかTOEICとかのレベルで話をしているのがバカらしくなってくると思う。

USCPAの受験を考えている方は、是非たくさんの問題に触れた上で検討してみてください。

関連記事

コメントは利用できません。

管理人が選ぶオススメ転職エージェント

ご質問・ご要望はこちらまで